Volume Control Box
VOLBOX/ボルボックス
バンドアンサンブルに於いて最も重要な音量バランス。
心地よいグルーヴ、美しい音色も格好良いフレーズも音量によっては台無しになります。
Electric Bass & Guitar はAmpで音を出す電気楽器である前に、弦楽器というアコースティックな楽器でもあります。それだけに音量のコントロールは大変難しい問題です。(ピックアップを搭載したアコースティック楽器も同様です)
ベースやギターの音量コントロールと云えば、楽器本体のボリューム、またクリーンブースター等でコントロールをされている方やマルチエフェクターで音量のプリセット作ったりする方もよく見かけます。
そしてボリュームと云えばやはりVolume Pedal(フットペダル)でしょう。しかしVolume Pedal は本来ボリューム奏法(バイオリン奏法)を行う為の道具です。
そのVolume Pedal で思った音量にピッタリ止めるのは至難の業です。
<<<” Volume Pedal ”の「見える化?」Volume Pedal Level Meterもオススメです。>>>
VOLBOX(ボルボックス)はそんな音量コントロールを、もっと直感的に確実に操作出来るペダルです。簡単に云えば、スイッチ式ボリュームペダルです。単体で4段階の音量が設定出来ます。
さらにBufferAmp & Booster で、アイデア次第で様々な使い方が想定出来るでしょう。
*Boosterオプション
VOLBOX搭載のBufferAmp & Boosterは9V仕様です。(オプションによりチャージポンプ9V<17V仕様も可能)
VOLBOX / Volume Control Box
4段階の音量設定
*パッシブ・スイッチ式ボリュームボックスとして
左からスイッチ(sw) sw.A-sw.B-sw.C-sw.D と並んでいます。同様にそれぞれのコントロール・ノブ v.A-v.B-v.C-v.D と並んでいます。音量はそれぞれのコントロールノブで任意に設定が可能です。ノブの設定位置を見たまま直感的に扱えると思います。この使い方は一般的なパッシブ式のVolume Pedal と同様ですので、音量はカット方向の設定です。
写真の場合[sw.D]は全開の最大音量になります。[sw.A]は0に絞り込んでいますので音が出ないミュート状態です。
無段階のVolume Pedal に比べ、4段階の音量設定では少ないのではと思われるかもしれませんが、実際にはピッキングの強弱が加わり、4段階でも十分だと考えられます。
外形寸法が119(D)×187(W)×37(H) mmというコンパクトなボディでも踏みやすいスイッチ、またコントロールノブの配置を考えました。
スイッチ操作はラッチングリレー方式のTrue-Bypassです。マイコンを使用しないで、すべてロジック回路だけで構成しています。
つまり常にひとつだけONにする事ができ、設定した音量のスイッチを踏むだけでライブ等でも直感的に使えます。
* Booster/ONでアクティブ・ボリューム!
背面のスイッチでそれぞれブーストのON/OFFが設定出来ます。
ON時には前面サイドのグリーンLEDで確認が出来ます。
基本設定では
ブーストONのレベル「12時」で
ブーストOFFの全開「5時」で聴感上ほぼ同じ音量となります。
(ユニティゲイン)
従ってブーストON時でも絞りきれば無音となります。
ブースターのレベル設定は内蔵トリマーコントロールで変更可能です。
クリーンブースター回路内蔵。
*ブースターにこだわりのある方はご相談によりタイプ選択が可能です。
Buffer & Tuner Out
Volume Pedal と云えばチューナアウトが必要だという方も多いでしょう。本機VOLBOXも、もちろん搭載していますので、常時チューニング可能です。
例えばSW1のコントロールを「0/Min」に設定する事でミュート状態にする事が出来ます。この状態でチューニングをすれば無音でチューニングも可能です。
一般的なVolume Pedal のチューナアウトはインプットの単なる二股のパラアウトのものが殆どです。しかしこれには少し問題があり、チューナーアウトに接続する事による音質劣化やノイズの逆流?などが気になるところです。
本機VOLBOXには良質のバッファーアンプを搭載しておりバッファースプリット回路でチューナーアウトには常時バッファーが掛かっています。
またメイン信号にはバッファーのON/OFFが可能ですので必要に応じて使い分けが出来ます。(右側面にバッファーON/OFFスイッチ&LEDがあります)
これにより音痩せ、音質劣化を回避出来ます。
電源はDC9V仕様です。(本体内電池使用不可)
アイデア次第で使い方が広がります
本機VOLBOXの前後に
通常のVolume Pedal(フットペダル)を接続!
例えば小さな音量でボリューム奏法(バイオリン奏法)をする場合
本機VOLBOXで音量を設定する事により
音量の上限を気にする事無くVolume Pedal(フットペダル)を踏み込めるので、難無くボリューム奏法が出来ます。
歪み系等、エフェクターのコントロールに
ギタリストやベーシストで歪みにコダワル方も多いでしょう。
歪み系エフェクターの後に本機VOLBOXを接続し
決まった音色の音量設定に。
また本機VOLBOXの後に歪みエフェクターを接続等
特にアンプで歪ませる方はクリーン〜クランチ〜オーバードライブ〜
4段階の音色&音量の構築が可能です。
ライブでの楽器の持ち替えをする方も多いでしょう。
しかしエフェクターやアンプのセッティングはそのまま使いたいのに
気になるのが各楽器のレベル差。
パッシブとアクティブ、シングルコイルとハムバッキングなど
それぞれかなりレベルは違うものです。
そんな時は本機VOLBOXで各楽器のレベルを統一します。
例えばアクティブならブーストOFF、パッシブならブーストONで割り当てる等、簡単にレベルが揃えられるでしょう。
*下記/製作秘話
高級感のあるリアルウッド仕様
踏むたびに演奏のモチベーションが上がる!
愛着が湧き使い込む程味が出てくる!
リアルウッド・トップパネル仕様です。
*右の写真は明るい木目のハッキリした縞黒檀
*下のプロトタイプの写真:Prototype V4
上/フレームメイプル & 下/縞黒檀
*プロトタイプのウッドパネルデザイン/コンパクトエフェクターは
一般的に右インプット左アウトプットの信号の流れになっています。
本機もそれに従い逆ではありますが左から4,3,2,1としていました。
(ご希望により変更可能です)
Volume Control Box
VOLBOX/ボルボックス
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コントロール:
フットスイッチ : sw.A-sw.B-sw.C-sw.D
音量設定ノブ : v.A-v.B-v.C-v.D
Booster : ON/OFF[V4][V3][V2][V1]各スイッチ
BufferAmp : ON/OFFスイッチ
接続端子:INPUT端子, OUT端子, Tuner OUT端子,DC IN(9V)端子
電源:ACアダプター(DC9V)
消費電流 : 65mA
質量:740g
外形寸法:119(D)×187(W)×37(H) mm
(スイッチ、ノブ、ゴム足等突起物含まず)
価格: 44,280円(税込み)
受注製作 *仕様により価格変動します。
※仕様およびデザインは改良のため予告なく変更することがあります.
*製作秘話:持ち替え用レベラー/私自身この使い方が多いです。と云うよりこの発想で生まれたのが「VOLBOX」です。
4弦&5弦、フレットレス等の持ち替えが多くレベル差がすごくストレスでした。
レベル付きラインセレクター等も作りましたが、直感的に扱えず試行錯誤の結果、本機を製作するに至りました。
Trial and Error -1
Trial and Error - 2
Trial and Error - 3
Prototype V1
Prototype V2
Prototype V3